橿原神宮と神武天皇|建国記念日にふり返る日本の原点

寺社巡り(Temple & Shrine Visits)

建国記念日

今日は建国記念日ですね。
せっかくのこの日なので、日本のはじまりについて少しふり返りたくなりました。思い出したのは、以前に訪れた奈良・橿原神宮です。行った日は建国記念日ではありませんでしたが、広い参道の静けさや、神武天皇ゆかりの地としての重みが強く印象に残っています。
そのときは車に自転車を積んで出かけ、参拝のあとに飛鳥地方まで足を伸ばしました。自転車で田園風景の中を走りながら史跡を巡る時間は、どこか古代の空気に触れているような感覚がありました。
今日は建国記念日という節目に合わせて、あの旅を思い出しながら、橿原神宮と神武天皇について書いてみたいと思います。

建国記念日と神武天皇、そして橿原神宮

建国記念日は「建国をしのび、国を愛する心を養う日」とされています。
日本の建国について語るとき、必ず登場するのが初代天皇とされる神武天皇です。『日本書紀』には、神武天皇が東征ののち、橿原の地で即位したと記されています。この出来事が、日本という国の“はじまり”として長く語り継がれてきました。
その橿原の地に建てられたのが、橿原神宮です。

<写真は公式HPより抜粋> 


神武天皇と皇后・媛蹈鞴五十鈴媛命をお祀りする神社で、境内には広い参道や静かな森が広がり、訪れるたびに古代の気配を感じさせてくれます。私が歩いたときも、参道の長さや空気の澄んだ感じが印象的で、自然と背筋が伸びるような雰囲気がありました。
建国記念日に橿原神宮のことを思い出すのは、「日本のはじまり」とされる場所を実際に歩いた経験があるからかもしれません。
歴史の教科書で読むだけではなく、自分の足でその地に立ったことで、神武天皇の物語が少し身近に感じられました。

この時はまだ御朱印集めはしていなかったので、また再訪したいと思います。

神武東征の物語

神武天皇の物語は、日本の建国神話の中心にある大きな物語です。神話や古代の話は結構好きでよく本を読んだり、最近はYouTubeでも見たりしますが面白いですよね。

神武天皇が九州の日向を出発し、より良い国づくりの地を求めて東へ向かった旅が「神武東征」と呼ばれています。長い旅の中には、印象的な出来事がいくつも描かれています。
まず、神武天皇は最初に瀬戸内海を通って大和を目指しましたが、上陸した場所で地元の豪族と戦い、苦戦を強いられます。このとき、兄の五瀬命が矢を受けて倒れ、「日向の方角から攻めたのがいけなかった。太陽に向かって戦うのは不利だ」と語った場面が印象的です。ここから神武天皇は進路を変え、紀伊半島を大きく迂回して大和へ向かうことになります。
紀伊を回り込む途中では、熊野の山中で強烈な毒気にあてられ、一行が動けなくなるという場面もあります。このとき登場するのが、天照大神の使いとされる「八咫烏(やたがらす)」です。八咫烏が先導し、険しい山道を安全に導いたという話は、今でもサッカー日本代表のシンボルとして親しまれています。

熊野大社に行きたいのはこの物語が大きく関係します。↓こちらのブログに書いてますので是非ご覧ください。

ログイン ‹ だんじり男の和史巡礼記 〜神々と歴史を辿る〜 — WordPress


さらに、大和に入る直前には、神武天皇の軍勢が再び苦戦しますが、ここで登場するのが「布都御魂(ふつのみたま)」という神剣です。この剣の力を得たことで形勢が逆転し、ついに大和を平定することができたと伝えられています。
こうした数々の出来事を経て、神武天皇は橿原の地で即位し、日本の初代天皇となりました。
神話的な要素が多い物語ですが、古代の人々がどのように国の成り立ちを語り継いできたのかを知るうえで、とても興味深い内容です。

<神武天皇 橿原神宮HPより>

2019年の橿原神宮参拝~奈良巡りの思い出

橿原神宮を訪れた日は、朝から空気が澄んでいて、参道に足を踏み入れた瞬間に静けさが広がっていくのを感じました。両側にずらりと並ぶ灯籠は圧巻で、まっすぐに伸びる道がどこまでも続いているように見えます。歩くたびに玉砂利の音が小さく響き、その音が周囲の森の静けさと溶け合って、自然と気持ちが落ち着いていきました。
参道の入口に立つ大きな注連柱も印象的でした。太い注連縄が張られ、ここから先が神域であることを静かに示しているように感じます。鳥居とはまた違う存在感があり、橿原神宮ならではの雰囲気をつくっていました。


外拝殿に近づくと、広々とした前庭が開け、木々の向こうに大きな屋根が見えてきます。堂々とした佇まいなのに、どこか柔らかさもあって、訪れる人を包み込むような雰囲気がありました。参拝に来ている人たちの足取りもゆっくりで、皆それぞれの時間を静かに過ごしているように見えます。
写真を見返してみても、あの日の空気の澄んだ感じや、参道の長さ、外拝殿の落ち着いた雰囲気がよみがえってきます。橿原神宮は広さや建物の大きさだけでなく、周囲の森や光の入り方も含めて、全体がひとつの“空気”をつくっているように感じました。

橿原神宮を参拝したあとは、車で飛鳥地方へ移動し、そこから自転車で周辺を巡りました。飛鳥寺や石舞台古墳、高松塚古墳など、古代の史跡が点在するエリアをゆっくり走りながら訪れたのですが、どの場所もそれぞれに独特の雰囲気があり、短い時間でも見どころが多い地域だと改めて感じました。
飛鳥地方を自転車で巡ったときのことは、また別の機会にまとめて書いてみたいと思います。自転車だからこそ感じられた距離感や風景の変化など、あの日の記憶はいまでも鮮明に残っています。


橿原神宮で“日本のはじまり”に触れ、飛鳥で古代の息づかいを感じた一日は、建国記念日の今日ふり返るにはちょうど良い時間でした。日本という国の成り立ちや、長い歴史の積み重ねに思いを寄せるきっかけにもなった気がします。

ともさん

大阪府岸和田生まれ・岸和田育ち。幼い頃からだんじり祭に関わり、今も毎年欠かさず参加しています。
就職を機に関東へ移り、現在は千葉県に拠点を置いています。日本各地の神社・寺院を巡り、御朱印や歴史、祭り文化を学び続けてきました。

40代のときに自転車で転倒し、後遺症に悩まされるようになりました。直近で二度目の手術と静養期間を過ごしたことをきっかけに、これまでの経験や学びを記録として残したいと思い、このブログを始めました。

このブログでは、だんじりで育まれた“地域への誇り”と、日本の伝統文化への深い興味をもとに、
神社巡りの記録、御朱印、旅の記憶、日本史のエピソードなどを発信していきます。

自身の記録として、また、日本の文化や歴史が好きな方、旅が好きな方、だんじりに興味がある方に楽しんでいただけるよう、丁寧に綴っていきます。

どうぞよろしくお願いします。

ともさんをフォローする
寺社巡り(Temple & Shrine Visits)旅の記録(Travel Journal)日本史(Japanese History)
ともさんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました